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本ブログは雑記ブログです。 人生の中で感動したこと、気になること等々を紹介していきます。 「あわよくば」という下心を抱えて更新していますので悪しからず。

ざっくりと見る写真の歴史【前半】

デジタル一眼レフカメラを使い、普段は写真を撮影しています。
いつでも手元にあるわけではないので、そんな時はスマートフォンで撮ります。

現代社会は本当に写真については便利な時代になりましたよね。
指先ひとつで、あっという間に撮れちゃいます。
じゃあ昔はどうだったのでしょうか。
ちょっとした疑問があったので、調べてまとめてみました。

ざっくりと見る写真の歴史【前半】

ざっくりと、フィルムカメラの時代に至るまでを見て見ましょう。
言い換えると、フィルムカメラ界の巨塔、コダック社が登場するまで、の歴史ですね。

大きな流れとしては下記の通り。

  1. カメラ・オブスキュラ

  2. ダゲレオタイプ

  3. カロタイプ

  4. 湿式コロジオン法

  5. ゼラチン乾板

  6. セルロイド製フィルム
カメラ・オブスキュラ

カメラ・オブスキュラまたはカメラ・オブスクラとも。
これ自体は写真技術ではありませんが、読んで字のごとく、カメラです。

今で言うピンホールカメラのように、外の景色を小さな箱のなかに写し、2次元的に見ることができるのです。

いつごろから使われるようになったかは定かではありませんが、17世紀には実用化され、多くの芸術家が写実的な絵画を描く補助道具として使っていたようです。
まだ「写真」は誕生しておらず、カメラはあるけど、記録には残せないんですね。

現代で言えば、SDメモリーカードのないデジタル一眼レフカメラみたいなもの。

Camera Obscura box18thCentury

By unknown illustrator (19th Century Dictionary Illustration) [Public domain or Public domain], via Wikimedia Commons

ダゲレオタイプ

カメラ・オブスキュラで映しだされるものを、どうにか記録として定着させることが出来ないか。
それは当時の人々の悩みの一つだったのでしょう。
一つの解決方法を提示したのがダゲレオタイプです。

1839年8月19日、ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール氏によって開発されたダゲレオタイプが、フラスの科学・芸術アカデミー合同会議で公表されました。
ここから一気にダゲレオタイプが広がりを見せます。

ダゲレオタイプは、簡単にいえば金属板上に画像を定着させる1回限りの撮影方法です。
基本的には、1度撮影したものを使い、複製させることが出来ません。
しかしながら、その画像の精度は極めて高く、非常に美しいものでした。

Boulevard du Temple

Louis Daguerre [Public domain], via Wikimedia Commons

カロタイプ

カロタイプはダゲレオタイプと同じ時期、1841年に登場した方式です。
ダゲレオタイプとの大きな違いは、「紙」を用いて撮影されることでネガを得られることでした。

ネガ・ポジはフィルムカメラ世代には馴染み深いものかと思いますが、要はネガは白黒反転写真で、ポジがよく見る自然な白黒写真ですね。

カロタイプでは、紙を用いたことでネガを作り出し、ポジを複製することが出来たのです。すごい!

しかしながら、ダゲレオタイプと比べると精度が低く、大きく広まることはありませんでした。
ですが、ネガポジ方式は今後の写真術の基本となり、非常に重要なものでした。

湿式コロジオン法

1850年に登場した、この湿式コロジオン法も大きな進歩です。

ダゲレオタイプやカロタイプでは、金属板や紙に画像を定着させていましたが、この方式ではガラス板に記録します。
撮影時にいちいちガラス板へ薬液を塗布し、湿っている間に撮影をする必要があったため、「湿式」なんです。
撮影時の手間があるのがまだまだ課題ではあった時代です。

こちらもカロタイプと同じく、ガラス板にはネガが記録されるので、これをポジ写真として複製することが出来ます。

Theodore Roosevelt on broken glass

By Forms part of Brady-Handy Photograph Collection (Library of Congress) (http://hdl.loc.gov/loc.pnp/cwpbh.03437) [Public domain], via Wikimedia Commons

ゼラチン乾板

そして1871年に登場したゼラチン乾板によって、写真術は大きな進化を遂げました。

写真を撮影する直前に、いちいち準備をする必要があったものが、事前に準備できるようになったのです。

ここに来てようやく、感覚としてはフィルムカメラ時代に入りました。
記録用の媒体は工場で作られ、それを使って撮影後、現像する、という流れが出来たのです。

Djurgårdsbrunnskanalen 1905a

By Holger.Ellgaard (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

セルロイド製写真フィルム

時代はフィルムの時代へ。
1885年、イーストマン・コダック社がセルロイド製写真フィルムを発明したのです。

今までは硬い板の上に画像を定着させていましたが、そもそも硬くなくてもいいじゃん、柔らかくて丸められればちっちゃくなるじゃん。
そういうノリだったのでしょうかね。

ここから更に写真は爆発的に世界に広がりを見せます。
しかしながら、まだ白黒写真しか残せませんでした。

そしてフィルムの全盛時代へ

引き続き、今度は白黒フィルムの登場から、現在までの流れをざっくりと紹介できればと思います。

お楽しみに。

参考文献

カラー版 世界写真史

カラー版 世界写真史

 
写真の歴史 (「知の再発見」双書)

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