日本には、現存している天守が12あります。
そのうちの一つ、岐阜県の犬山城は、桜の時期も美しく楽しめる天守なのです。
名古屋市内から電車で1時間以内。
犬山遊園駅から徒歩15分程度でたどり着くことができますよ。
すぐ近くには木曽川が流れており、天守自体も小高い丘の上に位置しています。
まさにお城の立地という雰囲気でした。
またお城の石垣には、近くの木曽川で露見されるチャートというものすごく硬い岩石も使われています。お城一つで、歴史から地質、地形まで楽しめるお手頃のところなんです。
犬山遊園駅から犬山城へ向かいます
国宝にもなっている犬山城ですが、最寄り駅は先述した名鉄犬山線の犬山遊園です。
そこから木曽川沿いに道を進んでいきますが、ちょうどその通りが桜並木になっているんです。
良い天気だったら更に良かったのに、といった一日でした。
木曽川の対岸にも桜は咲いていました。木曽川に霧が発生しており、向こうの岸も良い雰囲気でした。
対岸も良いですが、更に西側の伊木山でしょうか、そこにかかる霧もいい感じ。
犬山遊園駅からの通りは下の通りの桜並木となっています。いずれの木々も木曽川沿いに流れているので、さながら桜のトンネルのようにも感じられました。
ここから小高い位置の犬山城まで、ちょっとした坂を登ります。
そして入り口で入場券を購入し、門をくぐり抜けると犬山城とご対面!
ちなみに入場料は大人個人で¥550です。
犬山城は桜と一緒に写すことを楽しめる天守です
門を抜けるとすぐ目の前に犬山城!
大きさはそんなに大きくありませんが、比較される構造物が周りにないため、十分な存在感を示しています。
雨だったので、休憩用に並ぶ椅子にも水滴が溜まっていました。
そこに桜の花びらが微かに映ります。
桜+天守。シンプルが故に、その構図が難しい。
下の写真は淡い桜とボケた天守を桜の幹が支えているところが、結構良いんじゃないの、と思っています。個人の感想です。
いろいろな角度から桜+天守を撮影しようと小さな園内を歩き回っていたときの一枚。
楽しげな親子とガイドさん。ピントの位置が桜なのは、果たして正解なのかどうか。
非常に悩む一枚でした。
犬山城訪問の直前に行っていた、新境川堤の桜並木のほうが、桜の数自体は圧倒的に多いです。
しかし、こちらは向こうにはない「天守」がありますし、向こうには桜の「量」も「鉄道」もあります。
どちらも桜と「何か」を一緒に見られる、良いところ。
しかも両者ともかなり近い位置にあるので、電車を使って30分以内に行き来ができます。
ぜひぜひ犬山城にも、新境川堤にも訪れてみて下さい。
素敵なところですよ!
ちなみに犬山城の帰り道は、天守の南側に広がる城下町の散策を楽しみ、犬山駅に抜けるルートが鉄板です。