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本ブログは雑記ブログです。 人生の中で感動したこと、気になること等々を紹介していきます。 「あわよくば」という下心を抱えて更新していますので悪しからず。

立山登山【2日目:雷鳥沢キャンプ場〜前剱】

ちょっと間が空いちゃいましたけど、立山登山2日目の様子をお伝えします!

なんとか乗り越えた1日目(下記記事参照)。

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2日目はもうちょっと楽な行程になるやろうと思っていたけど、そんなことはない!
初日と変わらず、きっつい一日でした……。

下の写真は道中で見かけた高山植物!
この日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

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1.2日目のダイジェスト

2日目の行程は、雷鳥沢キャンプ場から剱岳まで行き、ピストンで帰ってくる予定でした。あくまで予定でした……。

総行程時間は約600分、10時間に及びました。
ああ、本当に長かったです、この日は。

この当時は本当に辛くて、もうイヤダイヤダなんて思っていたけど、今では楽しかったなあ、なんて思える。
これが登山の怖いところですね。

2.雷鳥沢キャンプ場〜剱御前小屋

前日の初日に早く就寝したおかげで、この日は早朝から活動を始められました。
起床時間は3時30分ごろだったと思います。
そこから朝食食べて、荷物をまとめて、実際にキャンプ場を出発したのは、午前4時30分ごろでした。

午前4時頃、もう星がギリギリ見えるくらいになってしまう時間帯、山陰に沈むオリオン座をパシャリ。

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ここから剣御前小屋までは登りです。
昨日の疲れが抜けきっていない体に鞭打ちながら、頑張りました。

ふと見下ろす景色は綺麗なんですよ、マジで。

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たまに板が縦状になっているような岩石を見かけます。
これがきっと板状節理ですね!
岩石が冷えて固まるときに、ゆっくりと固まったために板状になる余裕があったんです。きっとね!

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そうこう歩いているうちに、およそ90分かかって剱御前小屋に到着です。
なんとなく、まだ体力はある感じ。

3.劔御前小屋〜剣山荘

ここから剣山荘へ向かうのに2つのルートがあります。
西寄りの直行ルートと、東側の剣沢小屋経由ルートです。
我々は西側のルートを選択し、またひたすら下りながら登りました。

トボトボ歩き続けていると心温まる看板を発見!
もう少しだそうです! 頑張ります!

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剣山荘もすぐそこまで近づいています。
ちなみに目の前にある山は、剱岳でも無ければ、前剱でもありません。
とんだくわせものですよ! すっかり騙されました……。

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そうして剣山荘にあと少しというところでおじいちゃんと会いました。
ちょっと会話をすると、どうやら剱岳まで行って降りてきたそうです。
今夜は剱御前小屋で泊まるとか。

ここで聞いた話に驚愕しました。
剱岳の山頂まで行く人達は、剣山荘に宿泊し、午前3時過ぎには出発し、みんなもう降りてきているらしい。
むしろそのくらいの早さで出発しないと、渋滞して全然列が進まないというのです。

これはもしかして、もしかすると、剱岳はめちゃくちゃ渋滞しているのかも。
一抹の不安を覚えながら、おじいちゃんと別れ、我々は先へ進みます。

剣山荘に到着したのは、剱御前小屋から60分、キャンプ場からは150分経過した頃合いでした。

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4.剣山荘〜前剱

剣山荘の目の前にある丘? を乗り越えながら、いよいよ前剱の御姿を目の当たりにします。
高いっす。

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もうホント、ここから辛かった。
一般登山道最難関というだけあります。
剱岳を登る前の前哨戦なのに、もうかなりきつい。
なんといってもカロリーが足りない! お菓子足りない!
ずっとそんな会話をしながら登っていました。

そうしてなんとか前剱山頂についたのは、剣山荘を出発してから110分後です。
キャンプ場からは260分という長丁場。

前剱から剱岳を眺めると、まだまだ遠い。
剱岳は遠いなあ。

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そしてよくよく目を凝らしてみると、剱岳の山頂までの道のりが、まあ混んでること混んでること。
すごーく人が集まっていました。

山頂部分。

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17mの垂直の壁付近。

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とりあえず前剱山頂で休みつつ、情報収集したところ、大渋滞のおかげでここから剱岳山頂にたどり着くには3時間近くかかるよ、ってことでした。
そうなると我々は日暮れまでにキャンプ場へ戻ることができません。

仕方なく、剱岳登山は諦め、今回は前剱までとし、ここからキャンプ場まで引き返すことを決意しました。

5.前剱〜雷鳥沢キャンプ場

ここからはいわば消化試合。
黙々とキャンプ場まで戻ります。

帰路は往路とルートを変え、剣沢小屋を経由して戻る道を選びました。
ただただ歩くこと。

途中、食料が切れ、エネルギーが切れ、なんとかたどり着いた剱御前小屋でクッキー(¥500税込み)を購入し、なんとかカロリーを摂取。
前剱山頂から剱御前小屋まではおおよそ200分、3時間超の道のりでした。

ここから更に気合を振り絞って下山を続けること60分、なんとか雷鳥沢キャンプ場まで戻ってくることができました。
近くの川場で飲み物を冷やしている人がいました。
なんだかイイカンジだったので撮影。

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さて、2日目は、休憩時間も含めてですが、10時間に及ぶ長丁場でした。
いやマジ疲れました。

この日は日暮れ前に戻ってこれたので、雷鳥沢ヒュッテの温泉で汗を流しました。
内湯と外湯を間違えて、温泉には入りそびれましたけどね。

それはさておき、皆さん、カロリー摂取用の食料はたくさん持って行きましょうね!

6.2日目のルート図

本日のルートは下記の通り。
お疲れ様でした。

3日目の記事は下からどうぞ。

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