5月某日、仙台うみの杜水族館にて日本酒ナイトに参加してきました。
その際、パーティーすぎる雰囲気であったため、ソロ参加のわたしがどういう感じだったのかは、前回記した通りです。
それから2ヶ月後の7月吉日。
ぼーっとインターネットをしていたら見つけたイベント、それが「おひとりさまナイト」です。
仙台うみの杜水族館、「おひとりさまナイト水族館」開催(観光経済新聞)
これはもうまさにわたしのためのイベントですね。ソロでも楽しめる水族館なら言うこと無しじゃないですか!
というわけで7月5日(金)の開催に参戦してきたので、感想リポートになります。
1.おひとりさまナイトってどんなイベントなのか
まずは公式サイトの見解はこちら、と紹介したいところでしたが、当該ページはすでにない状況(2019年7月7日時点)。グーグルのキャッシュで見れるだけみたい。リンクはキャッシュページ。
ストイックに水族館を楽しむ「おひとりさまナイト水族館」 | 仙台うみの杜水族館
キャッチコピーは、
ストイックに水族館を楽しむ「おひとりさまナイト水族館」
でしょうかね。ストイックなわけです。
そして楽しむにあたって、おひとりさま十則が定められています。
ひとつ 周りの目を気にせず、純粋に水族館を楽しむべし
ひとつ 私語は極力控えるべし
ひとつ ナンパ・迷惑行為は厳禁。指定場所(フードコート)以外での交流を慎むべし
ひとつ 迷惑行為を目撃した際は即刻スタッフに通報するべし
ひとつ 写真撮影等で水槽の長時間独占を慎むべし
ひとつ スタッフは挨拶のみ。ご案内なきものと思うべし
ひとつ 知人と来館しても、館内では別行動するべし
ひとつ SNSでの交流はOK。どんどん拡散するべし
ひとつ 水族館の楽しみ方は人それぞれ、と理解すべし
ひとつ 水族館を出た後は、「日常」に戻るべし
(仙台うみの杜水族館パンフレットより)
一人の時間を大切にして、自由に静かに水族館を楽しむためのイベントであるわけです。
2.わたしが期待していたイベントイメージ
前回の水族館訪問は、日本酒ナイトです。
日本酒は美味しいけれども、ちょっと心にひびが入るようなイベントでした。
その時と比べると、みんな「おひとりさま」になるという今回のイベント。もう絶対に心が痛むことはあり得ないわけです。超安心。
ソファとか水槽前に用意されているわけですから、ゆったりと、まったりと、お魚を楽しめること間違いなし。
週末の金曜日と土曜日に日付設定されていることも、ありがたい心遣い。
好きなペースで徳利を傾け、ツマミとしての魚と肴、非日常空間を堪能して、心身リフレッシュするには最高じゃないですか。
お酒+個人+水族館=最高の癒し
こんな公式が成り立つこと間違いなし!
3.実際の“おひとりさまナイト”はこんなのだった
会場は19時オープンですが、30分前に到着してしまい、時間を潰します。
前回の日本酒ナイトに比べると、待ち行列も1/100くらいに見えましたので、中がごった返すこともなく、すでに安心です。
そして会場開演とともにフードコートへ。まずは腹ごしらえしないと空腹で倒れてしまいます。
あれ、暗い。なにかが違う……。
そう、気付くのが遅すぎたのですが、フードコートは歓談会場として設けているだけであり、食事類の販売は無いのです。無かったのです。
よくよく見てみれば案内文などには書いてあったのですが、日本酒ナイトのイメージを引っ張りすぎていて、ご飯もお酒も現地調達できるものと勘違いしてしまいました。お気をつけください。
食事はさておき、いざ水族館の中を周ります。
ソファあり。ランタンあり。ゆっくりと楽しめる空間づくりに感じられます。
一部、アロマを焚いているように見える箇所もありましたが、空間が広いので足りてない感じです。
無理に注文をつけるとしたら、ソファを含めて、座れるエリアをより増やして欲しい点と、食事提供とテーブルのご準備があれば嬉しいです。イメージとしては水槽を目の前に飲めるカウンターバー的な。
(今回は来場者数も新規はあまり無く、収入が見込めないだろうな、と思いますので、厨房の運営や駅とのシャトルバスの運行が無かったことも仕方ないとは思います。わたしも年間パスポートで入場したので、1円も払えていない……)
とっても参加者の立場として嬉しかったのは、私語の無い、高いモラルが館内にあったことです。なんだかんだ、ざわざわしちゃうんだろうな、ってやや冷めた心配もあったのですが、そんなことは全然ありません。単独参加者が多いこともそうでしょうが、カップルなども非常に静かに楽しまれていて、イベントの雰囲気は素敵でした。これはスタッフだけで実現できるものではなくて、わたしも含めた来場者それぞれの協力によって実現された素敵空間でした。すごいっ!
ちなみにこの時は夏イベントのイルカショーが無音で練習されていて、これがまた良い。
音楽は一切無しで、聞こえるのはイルカへ与える指示の笛、そして水飛沫。加えて、瞬間で切り替わるライトアップ。とても不思議なイルカショーとなっていて、逆に本番自体も、音無しのサイレントイルカショーでいいんじゃ無いか、って思いました。めっちゃクールです。
今回のイベントでは、午後7時開場から参加し、午後9時過ぎまでの約2時間を楽しみました。満足度は非常に高く、あとは食事だけ、座席の数だけ、何とかして欲しいなあと。でもでも、お魚をゆっくりと見て回れるし、大水槽前でボンヤリと眺めていられるし、サイコーです。
4.今夜の水族館のともだちたち
今夜は人混みも少なく、写真を撮るのも余裕でした。可愛い水族館のともだちたちを紹介して終わります。撮影はすべてGRⅢで、Lightroomで現像しています。
お名前メモってなくてわからない。シロザケだったかしら。
この子の名前もわからない。きれいに擬態していました。
スナメリとホシエイ。スナメリは伴走して泳ぐのにハマっているようでした。ホシエイにとっては迷惑かもわかりませんがね。
こちらもスナメリとホシエイと同じ水槽にいる、アカエイ、のはず。優雅。
シマゾイのヒレ。なんかいい。
マアナゴはぎっしり詰まっています。ぎしぎし。
こちらはマフグかしら。カキとのコラボ。
夜だったので、ツメナシカワウソさんはぐっすりモード。足元かわいい。ツメなし。
全く名前わからないお魚。だれでしょうか。
ニシキアナゴs(複数形)。とてもかわいい。
チンアナゴ。こちらもとてもかわいい。
ミズクラゲでしょうか。蛍光で光っている様子。
おひとりさまナイトの次回開催時には、ぜひまた参加します。おススメです。