LiGO - Life Goes On -

本ブログは雑記ブログです。 人生の中で感動したこと、気になること等々を紹介していきます。 「あわよくば」という下心を抱えて更新していますので悪しからず。

スーパーマーズをK-3でインターバル撮影して、Lightroomで現像して、iMovieで動画にするまで

2016年5月31日前後、日本ではスーパーマーズを観測することができた。

www.nao.ac.jp

かなりでかいらしい。
しかしながら、肉眼ではちょっとわかりにくいのが現実……。

カメラで撮影したスーパーマーズ

とりあえずカメラで撮影したスーパーマーズは下記の通り(どまんなかのやつ)。
最望遠で撮影してもご覧のとおり。天体望遠鏡がないとちょっとまともには撮れないみたいですね。

f:id:fantabulous:20160731152446j:plain

K-3でインターバル撮影

Pentax K-3にはインターバル撮影機能があります。
その機能を利用して、連続撮影をしました。

インターバル撮影をするために、ドライブモード表示をし、左から2番目を選択します。
すると下記の画面。

f:id:fantabulous:20160702110019j:plain

上から「撮影間隔」「撮影回数」「開始トリガー」となります。

  • 撮影間隔:シャッターをきる間隔(2秒〜24時間)

  • 撮影回数:何回シャッターをきるか(2回〜2000回)

  • 開始トリガー:いつからシャッターをきるか(即時/時刻設定)

気をつけて欲しいのが、撮影間隔
これはあくまで、”シャッターをきる間隔”。

例えば、露光時間を10秒にした場合、撮影間隔は1秒ではいけない。
感覚的には、「10秒の露光をした後、1秒後に次の撮影を開始し、また10秒露光後、1秒後に次の撮影を開始し、……」と思える。
しかし、実際には10秒露光で撮影間隔1秒(実際は1秒は設定できないが)、撮影回数100回とした場合、こうなるようだ。

  1. 1回目のシャッターをきる
  2. 10秒間の露光を始める
  3. 1秒分の露光が終わる(1秒経過)
  4. 2回目のシャッターをきる(実際にはきれない)
  5. 2秒分の露光が終わる(2秒経過)
  6. 3回目のシャッターをきる(実際にはきれない)
  7. (中略)
  8. 10秒分の露光が終わる(10秒経過)
  9. 撮影ファイルをSDカードに記録中
  10. 11回目のシャッターをきる(実際にはきれない)
  11. SDカードに記録完了
  12. 1秒経過(何もしていない状況)
  13. 12回目のシャッターをきる
  14. 10秒間の露光を始める
  15. (以下省略)

という具合に動作するため、意図した回数の撮影ができない……。
そのため、インターバル撮影をするときには、「露光時間」と「書き込み時間」を考慮し、プライ1秒〜2秒ほど撮影間隔を増やしてあげなければならない。

私も指定した撮影回数と実際に撮れている写真数が異なっていて困っていたが、これを注意して設定することで、問題なく撮れるようになりました。

今回はスーパーマーズの軌跡を少しだけ撮ろうと思い、とりあえず438回撮影してみた。

Lightroomで写真を一括現像

撮影した写真の1枚目を用いて、現像用の設定をする。
あとはその設定を他の写真(437枚)へ適用するだけであるが、これを手動でやると骨が折れること折れること……。

なので、1枚目の設定を他の写真に適用しましょう。

まずは1枚目、元となる写真を現像します。

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現像が完了したら、その設定を反映させたい写真を選択します。

f:id:fantabulous:20160702114306p:plain

続いて、画面右下に表示されている「同期」ボタンをクリックします。

f:id:fantabulous:20160702114354p:plain

その後は同期させたい項目を選びます。
例えば、不要なものを削除したスポット修正も同期できるので、定点で撮影していた場合には助かりますね。

f:id:fantabulous:20160702114606p:plain

同期させる枚数等によって、かかる時間は変わってきますが、これは気長に待ちましょう。

f:id:fantabulous:20160702114653p:plain

これですべての写真に同じ設定での現像ができました。
あとはこれを動画にするため、画像ファイルとして書き出しましょう。
ここでもまた待ち時間が発生しますが、しょうがありませんね。

ちなみLightroomを使いたい場合、Photoshopと同時に使えるフォトグラフィプランがおすすめ。
月額課金になりますが、常に最新版を使えると思えば、イイですよ。

iMovieで動画にする

 私はMacを使っていますので、iMovieを使って動画にします。
Windowsの方はムービーメーカーですね。

目指すゴールと手順は下記の通り。

ゴール:15秒前後のスーパーマーズが移動する軌跡がわかる動画

  1. iMovieを使い、写真から動画を作成(この時点では動画はまだ1分ほどの長さ)
  2. iMovieを使い、動画の再生速度を変更し、動画を作成(動画の長さが14秒に)
写真から動画を作成

まずはiMovieへ現像した写真を読み込みます。

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読み込んだ写真を下部パネルで移動させ、編集可能にします。

f:id:fantabulous:20160702121157p:plain

この状態では、それぞれの写真にパンフォーカスのスタイルが設定されています。
つまり、再生するとそれぞれの写真が拡大するを繰り返すので、これをそのまま動画にしても、星の軌跡がわかりません。

そのため、このスタイルの設定をなくしますので、画面右上のプレビュー画面からスタイル設定のボタンをクリックします。
初期設定の「Ken Burns」から「フィット」にします。
これで画像が固定された状態で動画は流れます。

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続いて動画の長さを短くしますので、スタイルボタン群の一番右側にあるボタンをクリック。
できれば一回で動画の長さを短くできればいいんですけど、1枚の写真あたりの時間は0.1秒が最短ですので、まずは0.1秒にします。

f:id:fantabulous:20160702121843p:plain

これで動画の長さは58秒に短縮。

f:id:fantabulous:20160702122115p:plain

この段階で動画として書き出しましょう。
画面右上にある、共有ボタンをクリックし、ファイルとして書き出します。

f:id:fantabulous:20160702122146p:plain

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ちなみにファイルサイズは約4gb。
解像度を4Kとしたため、ファイルサイズはかなりでかい。

つづいて、この動画をまたマイメディアに読み込み、下部パネルへ移動させます。

f:id:fantabulous:20160702122316p:plain

動画をさらに短くするため、動画の速度を変更します。

f:id:fantabulous:20160702122423p:plain

現在、約1分の動画なので、これを15秒とするため、4倍速に設定します。
これでおよそ15秒の動画へ。

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あとは動画ファイルを書き出します。

f:id:fantabulous:20160702122642p:plain

これで写真ファイルを動画ファイルへと変換できました。
この動画へ音楽をつけたり、字幕を入れたり、他の動画の素材に使ったり、いろいろ活用できますね。

完成動画ファイル

ただの動画で音等もありません。
参考までに。
(ファイルサイズの関係で780pへ縮小しています)