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本ブログは雑記ブログです。 人生の中で感動したこと、気になること等々を紹介していきます。 「あわよくば」という下心を抱えて更新していますので悪しからず。

クラウドファンディングで投資を募り、同時に新聞へ広告出稿するという戦略

本日、タイトル通り、クラウドファンディングで投資を募り、同時に新聞へ広告出稿するという行動を見かけました。
面白い、と思い、どういう戦略なのか、考えてみたことをまとめました。

わたしはどんな人か

この記事を書いているわたしはこんな人。高い専門知識を持ち合わせていないので、間違いがあればご教示頂ければ幸甚です。

まずクラウドファンディングの利用経験無し。
概念として、「資本がないけど、良い商品・サービス・作品が作れる。だからみんなに投資をしてもらって、それを元手にしてそれを作るよ」と捉えています。
そのため、ベンチャー企業や個人が利用するのかな、というイメージを持っています。

また広告業界に関わったことはありません。
そのため、もしかしたら広告料金の部分などで誤ったことを記載するかもしれません。
申し訳ございません。

今朝、何があったのか

わたしは朝日新聞デジタルを契約しており、朝夕刊から東京版、名古屋版、大阪版などの朝日新聞を、さも紙面のようにデジタル上で購読することができます。いつもiPad Air2を利用しています。

本日、4月12日の東京版朝刊を読んでいたとき、スポーツ面の記事下広告に気が付きました。
それは株式会社エアウィーヴさんが広告出稿されている、「ナピロー」という製品の広告でした。

マットレス【エアウィーヴ(公式HP)】

ひときわ目を引かれたのが、広告下側のイラスト。
パット見て、「現代人がみんなロックマンになって眠っている!?」という感じ。よく見ると腕に黒いものを巻き、それを枕にして、机上で眠っているというイラストです。
なるほど、昼食後の午睡に使えるものだ。
そういえば、最近、こういうものがほしいと思っていました。お昼に机で突っ伏して寝ていると、顔にあとが残るし、なかなか寝心地も悪いものですから。

そこでよくよく広告を読んでみると、「クラウドファンディング」という文字が飛び込んできました。
支援者を募っているという。支援者? なぜなのか。

わたしの感覚としては、資金力がない法人や個人がクラウドファンディングを使うもの。それなのに新聞に広告出稿できるほどの企業がなにゆえ。そう戸惑ったのです。

クラウドファンディングサイト、Makuakeを見てみた

実際のクラウドファンディングサイトを確認しようと思い、朝の忙しい時間であったけれど、Webブラウザを開き、アクセスしました。
そこには確かに「ナピロー」が掲載されています。

www.makuake.com

目標金額は540万円。
確認時点では、まだ目標に到達していませんでしたが、半分以上到達していました。

説明を眺めながら歯磨きをし、この商品ほしいな、と思っていました。
二つの目を取り付けたデザインがゆる可愛い。いい感じ。

そこでちょっと思い出したのが朝日新聞への広告出稿。
広告費用と目標金額540万円。あれ、これってもしかして、広告のほうが高いんじゃないか。
その広告費用をかけなければ、支援という名の資本を集めなくても、製造・販売できるじゃん。

朝日新聞への広告出稿費用はいくらなのか

夕方になり、朝の疑問を解決するため、広告費用を調べました。
参考は下記サイト。

adv.asahi.com

こちらのサイトにある、広告の料金表PDFを見ました。

色々広告の種類がありましたが、わたしが今朝見かけたナピローの広告は記事下広告で5段を使用していました。
全国版なのか、はたまた東京版だけの出稿かを確かめるため、別の地方版朝刊を確認しました。すると他の地方版(大阪、名古屋、西部)にはありません。
つまり、全国版ではなく、東京版のみです。

もしかしたら昨日や明日以降にも広告が載るのかもしれませんが、それはわからないので無視します。
したがって、広告の出稿方法は、東京版朝刊の記事下広告5段のみで1回出稿とします。
すると広告料金は、1段当り1,751,000円。
5段では8,755,000円!

お、クラウドファンディングの目標金額超えちゃった。なんだか面白い。

なぜクラウドファンディングでの目標金額より高額の広告出稿をするのか

わたしの個人的なイメージとしていたクラウドファンディング像からでは、この現状を説明できません。
だって、出資を募らなくても、金銭的な余裕があるわけですから。

では、なぜクラウドファンディングでお金を募り、それでいて新聞へ広告出向したのか。
これを説明するため、わたしの中でのクラウドファンディングの捉え方を再定義する必要があります。

そう、クラウドファンディングは資金が足りない場合に支援を募るだけではなく、個別受注生産のためのツールとしても活用可能なのです。

個別受注生産(こべつじゅちゅうせいさん)とは、製造業の製造手法の一つである。製品の受注後に設計し、生産する形態であり、製品の部品在庫がほとんど無いのが特徴である。

個別受注生産 - Wikipedia

商品やサービスを作る前に売れるわけです。確実に売れるもの(=代金を回収したもの)を作るわけだから、かなり手堅い。
何より売れ残りのリスクが無いのです。在庫なし! 全部売れる!

今まで知らなかったんですけど、クラウドファンディングは凄いです。

でも待って!
売れ残りのリスクを抑えるため、個別受注生産ができるクラウドファンディングを使うのはわかったけど、どうしてエアウィーヴさんはそうしたのでしょうか。
ものっすごく良いマットレスを作っている会社でしたよね。一体なぜ。

クラウドファンディングで個別受注生産をするのはブランド戦略ではないか

小一時間の思考で得られた回答は、ブランド戦略です。
エアウィーヴさんはナピローを売りたいというより、大きなブランド力を持つ「エアファイバー」を売りたいのではないでしょうか。

わたしの場合、エアファイバーを使っている寝具エアウィーヴの名前は聞いたことがありますが、試したことはありません。
しかし、多くの有名スポーツ選手も愛用しているらしいし、ものすごく良いもので、なおかつ高いものなんだろうと思っています。
それゆえに、手が届かず、そもそも体験してみようなんていう気も起きていませんでした。

わたしのような、従来の寝具エアウィーヴの購入者になりにくい、ならない層にまでエアウィーブ、ひいてはエアファイバーブランドの製品を届け、その価値を知ってもらう。
そしていつかは全身でエアファイバーを使いたいと思わせる。
そういうブランド戦略があるのではないでしょうか。

結論

クラウドファンディングで投資を募り、同時に新聞へ広告出稿するという戦略の良いところ。

  • 個別受注生産のため、新製品の売れ残りのリスクが無い
  • 既存顧客以外の新規層へのブランド売り込みにも使えそう
  • 新聞への広告出稿もブランド浸透に一定の効果がありそう
  • クラウドファンディングによって注目が集められ、ブランド名も売れそう

素晴らしきかな、クラウドファンディング。
もしかしてこれ、世間一般では常識でしたでしょうか。

 

以上、お目汚しを失礼しました。